松木安太郎は何者?経歴や居酒屋風解説になった理由、名言を調査!

松木安太郎さんと言えばサッカーの熱い解説でおなじみです。独特の言い回しは「居酒屋風解説」とも呼ばれ、好き嫌いはともかく注目が集まります。

ところで松木安太郎さんは何者なのでしょうか。今回は経歴や松木安太郎の解説について、なぜこのスタイルになったのかと名言についても調査しました。

松木安太郎は元サッカー選手、Jリーグ監督、現解説者

それではまず松木安太郎さんの経歴について振り返ってみます。

日本代表としても活躍した現役時代

松木安太郎さんは元サッカー選手です。現役時代はDFとして活躍し、日本代表にも選ばれたことがあります。代表ではワールドカップ予選の最終予選進出の立役者にもなっています。

ヴェルディ川崎の監督に

現役引退後はコーチを経て、1993年にヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ1969)の監督に就任します。この時の年齢は35歳という異例の若さでした。当時はJリーグ創設期であり、ヴェルディ川崎はあのキングカズこと三浦知良選手やラモス瑠偉選手らを擁する個性派軍団でした。

ヴェルディ川崎は2年連続でチャンピオンシップを制し、年間王者に輝いています。

松木安太郎の解説はなぜ居酒屋風スタイルなのか?

監督退任後は2度Jリーグの監督としても復帰していますが、それよりも解説者としてのインパクトの方が強いのではないでしょうか。それでは松木安太郎の解説はいかにしてこのようなスタイルになったのでしょう。

思いついた言葉がとっさに出てしまっている

松木安太郎さんはテレビ番組で自身の解説スタイルについて語ったことがあります。「全く計算していない」「普段からサッカーを見ながら色々な言葉を喋っているから、それがぱっと出ちゃったりする」と語っていたそうです。監督時代の経験から、慰めの意味やモチベーションを上げるためという意味も込められているそうです。

サッカー解説者がほとんどいなかったからこそという意味合いも

また松木安太郎さんが解説者になった当初、まだJリーグが始まったばかりとも言える時代で、サッカー解説者と呼ばれる人はほとんど存在しませんでした。サッカーを見る側も一般層が一気に増え、そこで「サッカーを見るための敷居を下げたい」という意味も込められているようです。こうして「誰にでもわかりやすい解説スタイル」はできあがっていったのでしょう。

松木安太郎の名言集

最後に松木安太郎さんが発した名言をまとめてみました。

「キーパーがいなかったら入っていました」

ゴールキーパーがファインセーブをした際に発した言葉です。当たり前だろ!と言いたくなりますが、松木安太郎の解説だから許されているのかも知れませんね。

「6分?ふざけたロスタイムですね」

2011年のアジアカップでの発言です。解説者として試合を見ていた松木安太郎さんが主審への不満を募らせていたため出た言葉です。確かに6分というロスタイム(アディショナルタイム)は長いですが・・・。ちなみにネット上では「ふざロス」とも呼ばれ今でも語り継がれているようです。

「黙って見ていましょう」

同じく2011年アジアカップでの発言です。岡崎慎司選手がPKを獲得しましたが、蹴ろうとしていたのは本田圭佑選手。この一連の流れでアナウンサーから「本田選手は自信があるとみていいですか?」と問いかけられた際に発した言葉です。もはや解説というよりファンの一人になっていますね。

「レッドカード3枚ぐらい必要だ」

オリンピック予選での発言。山田直輝選手がバーレーンの選手に顔面を踏みつけられた際に発した言葉です。気持ちはわからないでもないですが、レッドカード3枚とはいかにも松木安太郎の解説らしいです。

「(人生もサッカーも)『こうなりたい』という方向にはなかなかいかない。『ここでやるしかない』と思うからこそ力が出る」

最後に松木安太郎さんが発した素敵な言葉を紹介します。内面にこういう思いを持っているからこそ、松木安太郎の解説というものが成り立っているのかも知れませんね。

まとめ

今回は松木安太郎さんが何者なのかとなぜ居酒屋風解説なのか、名言についても調査してきました。解説スタイルについて「苦手」という人もいらっしゃるかと思いますが、日本代表戦で「解説にいないと寂しい」という声もあるようです。今後もどんな解説でどんな名言が飛び出すか、そういう視点でも楽しませてくれそうです。